中学受験で必要な言葉

子供に注意するときに、否定的な表現を使うと後味の悪い思いを残すことになります。「そろそろ勉強をはじめた方が後が楽だよ」と言われたほうが、ムカっとせずに聞くことができます。

もちろん、それで聞いてくれればこんな楽なことはありません。それで聞いてくれないから、ヒステリックになってしまうわけです。こういう時に、子供に心情をそのまま伝えるという方法があります。「もう少し勉強してくれるとうれしい」という言い方です。

この言い方は、単に心情を言っただけで命令ではありません。ソフトだけれども受け入れやすい言葉なのです。子供自身も早く勉強モードに切り替えたいと思っているところへ、キツい一言をもらうよりは、素直な心情を言われたほうが切り替えが楽なのです。

子供に勉強を促すのに最も効率的なことは、子供が頑張った瞬間を見逃さないことです。その時にすかさず褒め言葉をかけることです。子供が、気分を切り替えて勉強し始めたら、すかさず「切り替え早いね!」と声をかけることです。

ほんの少しでも成績が上がれば「まだまだ勉強しないとむずかしいよ」と言われるよりも、「がんばったね。よく努力したね。」と言われたほうが気分は前向きになります。こういうことは、よくわかっているはずなのに、ついカッとして一番いけない言葉をバチンと浴びせて自己嫌悪に陥る保護者もすくなくありません。中学受験は長丁場です。保護者も子供も苛立っていては体力も神経ももちません。