中学受験の家庭の役割

中学受験の合否は本人の努力が大切なのは当然ですが、本人の努力を導き出す仕事は保護者の努力と技量にかかってきます。しかし、保護者がいかに努力家でも技量という点では専門家に及ぶ人はそんなにいるものではありません。大多数の人が塾や家庭教師に頼ります。

中学受験では本人、保護者、塾や家庭教師は一つの船に乗って同じ方向に航海をしているようなものです。ところが一部の保護者は子供と塾や家庭教師だけを船に乗せて自分は岸で待ってしまうことがあります。もちろん悪気などあろうはずもありません。「先生に任せておけば大丈夫」「あんなに実績がある塾に入れたんだからもう大丈夫」と思い込んでしまうのです。

でも、塾でも家庭教師でも一緒に過ごす時間はごくわずかです。弱点を見つけ出したり、合格へ向けての提言をしたりすることはできても、それを実践していくのを確認することは不可能なのです。それをするのは保護者の仕事です。塾や家庭教師が医者とすれば、医者が出した薬を正しく服用しているかどうか、医者がすすめた生活態度を守っていくにはどうすればいいのかは家族にしかわからないことなのです。

塾や家庭教師の方針や指示を理解して、まだ幼さの残る受験生を導くためには保護者会や父母会は非常に重要なものです。きちんと毎回出席して実情を把握しましょう。